更年期の改善には、いくつかの方法があります。適切な薬物療法、カウンセリングなどの心理的なアプローチ療法、食事・運動療法です。医師と相談の上、自分に合った改善方法を選びましょう。
薬物療法
薬物療法には、エストロゲンの減少を補うホルモン補充療法や漢方療法などがあります。
ホルモン補充療法(HRT:Hormone Replacement Therapy)
卵巣機能の低下のために不足するエストロゲンを、お薬で補う治療法です。のぼせ、発汗などの症状の改善を目的として、エストロゲン製剤の単独療法や、黄体ホルモン(プロゲスチン)製剤の併用があります。
その他の薬物療法
症状に応じて抗うつ薬、向精神薬などが用いられます。
カウンセリング・心理療法
多くの場合、加齢にともなう身体的変化、精神・心理的因子、家庭や職場・地域などの社会的因子が複合的に影響することで症状があらわれます。このため、適切な薬物療法とともにカウンセリングや心理療法が必要になる場合があります。
食事療法
バランスのとれた食事をとること、野菜・果物から必要な量のビタミン類をとることが大切です。また、大豆イソフラボンの含まれた食品も積極的にとりましょう。
運動療法
定期的な運動も大切です。運動は、ストレス解消に効果的であり、気持ちを前向きにする効果があります。

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